「病院」の世紀が終焉を迎えつつある
いい記事だ。そりゃもうかわらなきゃならんだろ。
医学書院/週刊医学界新聞(第2916号 2011年02月14日)
特によかったのは
松田 北九州にある「ふらて会」理事長の西野憲史先生が「半農半患者構想」を提唱しています。高齢者は,デイケアや通院だけが社会参加になっている場合が多いですよね。そういう人たちのために福祉農園をつくったわけです。通院やデイケアがないときは,農業指導員に教わりながらその農園で働いて,採れた作物を持って帰ったり,病院の食堂で食べたり,病院の売店で売ってお小遣いを稼いだりする。病院側には収益性のないサービスですが,通院の延長線上に社会参画が生まるのです。
医療から介護へ 急性期、回復期、維持期ときた流れがいよいよその先という議論を本格的に展開し始めたと感じた。
今までもオルタナティブな活動は見られた。実際現場にいて感じるフラストレーションはいくらリハビリしてもその先がADLなどの身の回りの自立だけの話ととどまったり、形だけのQOLになったり、なんのためにリハビリしているのかわからなくなる。
介護予防で効果が上がって、せっかく靴を履いて外出した次の日家族に外履きを隠されたという利用者の話を聞いた。
もう在宅とか施設とか関係ないね。
だからって高齢者の皆さんも至れり尽くせりでは困るよ。僕らはどんどんリハしてみんなをまた最前線へ送るよ。そしてやっぱり働いてもらうよ。もうケアプランやリハ計画だけの社会参加なんていらない。どんどん働いて所得税を納めてもらう。そのためにこれからのリハはある。
- 作者: 猪飼周平
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2010/04/09
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (15件) を見る