774pt日記

私の半径5m その2

ガソリン前線異常あり 私の被災生活1

指令 氷点下5度の中およそ7時間エンジンもエアコンもきった車中で待機 
幸いht-03aradikoが聞ける(バッテリーしだいだが)から問題は寒さ対策だ。自宅から湯たんぽを持参しフリース毛布で防護
完璧だ。
しかし、これは異常だ。どうなってる。今日で1週間。停電も回復した。水もきた。ガソリンだけがまだだ。

3時周りはまだ暗い。トイレは......よしできる。足音が聞こえる。はっ反対からも。
お、お、同じ音がする。みんなふしぎと一人がでるとみんなで並んでできる。

4時、車列はまだ動かない。空がじょじょに白んできた。熱々のコーヒーがあるがトイレを考えるとまだ飲めない。

5時、完璧に夜があけてきた。もうトイレまでポイントオブノーリターン 

6時、radikoをつける。gps測位完了 j-waveからジョンカビラのご挨拶を聞いて和む。

7時、車列異常なし。周囲の民家から何事だ!とみんな飛び出してくる。ガラス窓をたたく一人のご老人来襲。窓を開けると「ほれ、これしかなくてごめんな」と みると ぽたぽた焼き 
   次にその奥さんと思われる方が「コップある?」『少しだけどお茶どうぞ」 なみだがでてきた。
   
   ちらっと後ろの様子を振り返る。ん、あ、あれ全部車だよね。目視できる限り数十キロは続いているな。

8時、作戦開始だ。前方の部隊の車列に徐々にテールランプがついている。「うごいたぞー」隊長の指令が発せられた。いよいよだ。エンジンスタート。メーターは残り1/4。

9時、車列は進み交差点へさしかかる。そこで「緊急車両通行します。道をあけてください」とのスピーカー音。みると「佐賀」「大分」「長崎」などの九州連合の警察特殊車両の車列が大挙して反対車線を通行する。 こんな時だがやはりたよりになるのは皆さんだ。頼むぞ沿岸を救ってくれ。

10時、いよいよ敵陣地へ。ぞくぞくと給油をすませる。

10時30分 いよいよ俺の順番wwwwww 「2000円分になります」 「えっ」 「2000円分の給油になります」 「え、はい お願いします」 

今日の戦績は負け 7時間の持久戦で得たのはリッター168円のレギュラーガソリンを2000円分 およそ12リットル弱。

radikoht-03aもすでにダウン。俺もダウン。今夜夜勤。

次の戦場を探すのみ。トライあるのみ チャレンジあるのみ。 

しかし、今日person finderで何人か消息を確認できた。あまり知りたくない結果であった。まだ前向きになんてなれないし、後ろ向きはどっち向きかもわからない。次の1時間とか、今夜とかのスパンでしか頭が回らない。

今言えるのはテレビはもうみない方がいいということだ。あれはよくない。よくないぞ。

だからいまのヘビーローテーション